生活環境学科の学生が、日野市との共同で、おしゃれなエコバッグをデザインしました。2008年夏?秋にかけてのプロジェクトです。プロジェクトに参加した学生からの報告をお届けします。(2008-11-06)
「普段着でCO2をへらそう」をテーマに、日野市から2016年にオリンピックを東京に招待し、日本の優れた環境技術を広める絶好の機会であり、世界で一番地球にやさしい町を目指す東京が、いろんな町の手本になろう、という企画から、エコバックのデザインの依頼を受けて、生活環境学科3年生、院生の有志9人、教授2人、助教1人で“女子大生が持てるファッショナブルなエコバック”をデザインした。
エコバック、というとどうしても、大根?キャベツをどっさり入れて…というイメージがあり、ファッションにこだわる女子大生には抵抗されがち。多くの女子大生が持ちたくなってしまうエコバックを作ることを目指し、このフェルトのエコバックが出来上がった。
オリンピックの五輪をイメージし、更にどんなファッションにも合うようにアレンジしたピンク、ネイビー、カーキ、ベージュ、グレーの5色展開。飽きが来ない、フェルトの素材を生かしたシンプルなデザイン。通学バックのサブバックとして、コンビニへ行けるお財布と携帯電話を持って行けるバックとして、500mlペットボトルとお弁当入れ用バックとして、など丁度良いサイズと肩から提げられる持ち手の長さにした。内側には、「We are the part of Nature」というメッセージをプリントした、携帯電話、定期、リップ等入れられるポケットを付けた。
この企画を行ったのが夏休みという集まりにくい時期で、期限が一ヵ月も無く、方向性を決めるのにも苦労をした。しかし街で私たちがデザインしたエコバックを使ってくれている人を見かけたらどんなに素敵だろう…と想像すると、心が弾み、ここまでこれた。私たちの沢山のわがままを受け入れてくれた日野市役所の方々には本当に感謝したい。 私たち12人と日野市役所の方々の熱い思いの詰まったこのフェルトのエコバック。実践女子大生を筆頭に多くの人に使ってもらいたい。そしてエコがファッションと同じくらい楽しいものになってくれるとうれしい。
生活環境学科 3年 矢頭和音