今年の卒業制作は、アパレル?ファッション分野から1点、プロダクト?インテリア分野から12点、住環境デザイン分野から14点の、計27点となり、昨年を上回る過去最多の作品数となりました。それぞれの分野、それぞれの研究室の特徴をいかしたテーマ設定、プレゼンテーションとなったように思います。模型の大型化はさらに進み、展示スペースのやりくりに一苦労…というおまけもありましたが、見応えのある作品が数多く並ぶようになりました。テーマの設定、取組み方の選択等、授業中の課題とは違って、自分の発想から組み立てていくという卒業制作は、各フェーズでのいくつものハードルを超えなければならない分、やり遂げた時の達成感は大きく、これからの生活の糧となるような経験であったろうと思います。
建築デザイン研究室 高田 典夫