「生活空間設計製図1」は、3年生前期に履修される科目であり、与えられた課題を理解し、分析するとともに、その建物がおかれる環境を含めて検討するという本格的な計画?設計を行い、それを目に見えるかたちで表現する最初の演習に位置づけられています。
自分が生活する空間を、いかにつくり出すか、ということをテーマに、半期で2課題に取り組み、前半では、パーソナル?スペースとしての「離れ舎」を計画し、後半では、「10年後の自分の住まい」を考えるという課題としています。どちらの課題も、計画する建物がおかれる環境を十分理解し、検証することで、自分なりの生活空間を想像し、創造すること目標としています。
自分のデザインした空間を、図面や模型で表現し、それらを用いて講評会でプレゼンテーションを行います。ここでは、その中で比較的優秀なもの、独自の視点を持って作られたものを中心に紹介しています。
(建築デザイン研究室/高田典夫)
10年後に自分が住まい、楽しむ家を計画?設計する。
計画条件
住人:10年後の自分の職業を想定する。住まい手は自分を含めて複数(少なくとも2人)とし、各自想定する。
敷地:日野中央公園に接した住宅地現在の周囲の環境については、現地を訪れて確認のこと
敷地面積:180㎡
敷地条件:建蔽率 50% / 容積率 100%
外壁後退:公園側?道路側?通路側1.5m 隣地側1.0m / 高さの最高制限10m
その他の条件:10年後の自分を想定して各自が決定する。
10年後に自分が日常的に生活できる建築を容積400?500?のボリュームで、計画?設計する。