波多野華涯(1863-1944)は文久3年(1863)大坂に生まれ、跡見花蹊(1840-1926)や瀧和亭(1830-1901)、森琴石(1843-1921)らに画を学び、明治?大正?昭和という大きく変化した時代のなかで、文人画家として活躍しました。14歳のときには《海棠孔雀図》が天覧に供され、明治天皇から御言葉を賜るなど、早くからその才能を示し、内国絵画共進会や内国勧業博覧会へも作品を出品。大正6年(1917)に岡山へ移ってからは画家としての道を邁進し、多くの人々と交流しながら、「文人」として生き、また弟子たちの指導にも力を注ぎ、情熱を持って生涯絵筆を執り続けました。
本展では華涯の描いた作品や関連資料をとおして、彼女が理想とし続けた文人画の世界を紹介します。
会 期 :2023年10月2日(月)~11月18日(土)
開館時間:10:30~17:00
休 館 日 :日曜日 ※ただし、10月8日(日)は開館
入 館 料 :無料
会 場 :実践女子大学香雪記念資料館 企画展示室1?2、下田歌子記念室
主 催 :実践女子大学香雪記念資料館
特別協力:小田切マリ氏(華涯文庫代表、波多野華涯曾孫)
後 援 :渋谷区教育委員会
日 時 :10月7日(土)、10月8日(日)、11月11日(土)
※いずれも14:00~