当館では、設立以来、女性画家たちの作品の収集とその研究を続け、美術の世界において、女性たちが確実に担ってきた創作活動を、様々な切り口による展覧会を通じて紹介してまいりました。
今回の展示では、江戸時代から近代に至る女性画家たちが、それぞれの時代や環境のなかで、どのように画技を学び、またそれを継承していったかに焦点をあて、いくつかの典型的なケースを取り上げ、館蔵作品を中心に、名古屋市博物館と名都美術館のご協力により借用が叶った、三熊思孝と上村松園の作品とともに、ご覧いただきます。
この展覧会が、女性画家たちが、時代の変化とそれぞれ制約の多い環境のなかで、どのように作品を生み出し、それを伝えていったのかについて、皆様の理解を深める一助となることを期待いたします。どうぞ、お楽しみくださいませ。
会 期 : 2022年10月31日(月)~12月9日(金)
開館時間: 10:30~17:00
休 館 日 : 日曜日、11月3日(木?祝)、11月21日(月)[展示替えのため]、11月23日(水?祝)
入 館 料 : 無料
会 場 : 実践女子大学香雪記念資料館 企画展示室1?2、下田歌子記念室
主 催 : 実践女子大学香雪記念資料館
後 援 : 渋谷区教育委員会