実践女子大学香雪記念資料館では、女子教育に力を注いできた学祖?下田歌子(1854-1936)の志を受け継ぎ、女性画家作品の収集?調査研究?展示公開等を積極的に行っています。
本展では、下田歌子とともに華族女学校にて教鞭を執り、当館が早くから作品収集?調査研究を継続してきた、明治期から大正期の女性画家?野口小蘋(1847-1917)の画業のあゆみを振り返ります。《美人読書図》(当館蔵、明治5 年〈1872〉)など画業初期に描かれた美人画、女性初の帝室技芸員を拝命した明治37年(1904)に描かれた《幽壑閑居図》(当館蔵)等の山水画、小蘋の画業において最も輝かしい功績の一つであり、宮内省より揮毫を拝命したと推定される《春秋山水図屏風》(北白川宮家旧蔵、現在東京国立博物館蔵)、また、花鳥画の大作《海棠小禽図》(当館蔵、明治43年〈1910〉)などを展示することにより、国内外の展覧会で名声を博した野口小蘋の画業を顕彰します。
会期:2018年10月8日(月?祝)~12月1日(土)
Ⅰ期:10月8日(月?祝)~10月18日(木)
Ⅱ期:10月19日(金)~11月3日(土?祝)
Ⅲ期:11月6日(火)~12月1日(土)※展示替えあり
開館時間:10:00~17:00(10月26日(金)、11月9日(金)は18:00まで開館)
休館日:日曜日(ただし10月14日、21日は開館)、11月5日(月)(展示替えのため)
入館料:無料
会場:実践女子大学香雪記念資料館 企画展示室1?2、下田歌子記念室
主催:実践女子大学香雪記念資料館
助成:公益財団法人 花王 芸術?科学財団
後援:渋谷区教育委員会
日時:2018年11月17日(土) 13:30-
会場:実践女子大学渋谷キャンパス501教室
発表者(発表者順):
山盛 弥生(実践女子大学香雪記念資料館客員研究員)
「野口小蘋の山水画 真景図とその後の展開」
平林 彰(山梨県立美術館学芸員)
「十一屋野口家と小蘋」
古田 亮(東京藝術大学大学美術館准教授)
「近代日本絵画史のなかの野口小蘋」
主催:実践女子大学香雪記念資料館
日時:10月13日(土)14:30-
10月26日(金)17:30-
11月 9日(金)17:30-