2024年の今年、没後60年を迎えた作家?佐藤春夫(1892-1964)の生涯を、作品の様々な名言や書簡から振り返ります。
「智恵と友情と恋と」は、ハイネの訳詩の一節で、友人と恋人を同時に失った春夫が、自らの思いを託したものです。1930年、春夫は親友?谷崎潤一郎と和解し、千代を妻として10年越しの恋を実らせました。世間の様々な誤解にさらされながらも、彼らが自ら選んだ道の正しさを確信できたのはなぜでしょうか。昨年、新宮市立佐藤春夫記念館に寄贈された新資料を読み解きながら考えます。また、近代作家中随一の人脈を誇り、多くの友人を持っていた春夫の多彩な交流を示す書簡の数々もお楽しみください。
6月8日(土)には、関連イベントとして講演会を予定しています。詳細は本学文芸資料研究所HPをご覧ください。
会 期 :2024年5月23日(木)~6月21日(金)
開館時間:10:30~17:00
休 館 日 :土?日曜日
※ただし6月8日(土?講演会)は、12:00~17:00開館
6月16日(日?オープンキャンパス)は通常開館
入 館 料 :無料
会 場 :実践女子大学香雪記念資料館 企画展示室1?2
主 催 :実践女子大学文芸資料研究所
共 催 :公益財団法人佐藤春夫記念会
協 力 :実践女子大学香雪記念資料館