文学部 国文学科 准教授
舟見 一哉(ふなみ かずや)
FUNAMI Kazuya
専門分野?専攻 | 和歌文学、書誌学、文献学、中古文学、中世文学 |
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最近の研究テーマ等
[1]中古?中世に成立した和歌集や、一部の散文資料について、主に次の観点から研究しています。①どのような写本が現存しているか。②写本同士がどのような関係にあるか。③その写本は、いつ、誰によって、どのような目的でつくられたのか。④写本に書き込まれている注記(メモのように余白に書かれているもの)はどのような性格か。
[2]写本の一部のみが残存している「古筆切」や「零本」についても調査研究をしています。世界中に散らばっている写本の破片を集め、筆跡や書式、紙質の同一性をたよりにして元の写本のかたちに復元する作業は、最高に楽しい知的ゲームでもあります。
主な担当授業と概要
中古文学研究a
和歌に関わる事柄について研究するための専門的技法を講義します。表現研究、歌人研究、書誌学?文献学的研究、といった諸手法の概要や、主な研究トピックについて解説します。
中古文学演習1
『後拾遺和歌集』を精読します。受講生は一首ずつ担当し、注釈?本文異同?歌人の伝記?他文献との比較?集内の排列などについて調査して口頭発表します。
趣味?特技
趣味はボードゲームです。世界中から輸入してコレクションしています。興味のある方は一緒に遊びましょう。
受験生へのメッセージ
印刷技術が定着するまで、日本の文学作品は、筆と墨をつかって紙に書いた「写本」というかたちでつくられ、読まれていました。本学には、貴重な写本がたくさん所蔵されています。授業ではそれらを実際に触ることもできます。ぜひ本学で、当時の本物の写本から、新しい感動と驚きを感じとって頂きたいと願います。